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物体の形状やひずみをリアルタイムで計測する装置を製造する 「4Dセンサー株式会社」に出資
株式会社グローカリンク(本社:東京都新宿区、代表:長谷川和宏)は、小型の電子機器部品や大型構造物などの物体の形状やひずみをリアルタイムで計測できる装置を製造する4Dセンサー株式会社(以下、4Dセンサー社)へ出資を実施したことをお知らせします。
印刷物や電子化された画像などにおいて、規則正しい模様を重ね合わせたときに画素が相互に干渉することによってできる周期的な縞状のパターンをモアレ(干渉縞)といい、部品や構造物の検査などにおいて形状や変形、ひずみの解析のためにモアレを使った計測が行われています。
既存の技術では物体の形状やひずみなどを計測するために数秒から数十秒の間停止した状態で行わなければならないのに対し、4Dセンサー社は、リアルタイムで計測することができる装置を独自の研究で製造するベンチャー企業です。同社の技術により、小型の電子機器部品の不備確認などを瞬時に検査することが出来るようになり、工場の生産効率を向上させることが可能となります。また、ダムや橋梁などの大型構造物の測定においても従来の方法に比べて簡易に測定が行えるようになります。なお、4Dセンサー社の技術は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプロジェクトにて大型構造物の測定に採用されるなどの実績をあげています。
グローカリンクでは、第3回テックプラングランプリにて最優秀賞を獲得し、その後も継続的な事業化支援を行ってきた同社に対し、出資を実施します。
■4Dセンサー社について
設立年月:2012年2月1日
所在地:和歌山県和歌山市中649‐3番地111号
代表者:代表取締役会長 森本 吉春、代表取締役社長 柾谷 明大
資本金:2,000万円
事業内容:高速な三次元形状変形計測装置の研究開発、製造および販売
HP:http://4d-sensor.com/
出資時期:2016年1月